早期退職ぞくぞく

今月末で早期退職の第一陣が退職する。同じ職場には一人もいないが、期日が近付くにつれて、あちこちの職場で退職者が出ることがわかってきた。資格を取って独立を考える者、新たに事業を興す者・・・・・いろいろな進路があるようだが、中には40代で小さい子供もいるのに、進路が決まっていないけどやめる者・・・

新たな道に向かって、頑張ってほしい。辞めてよかったと思えるような人生になってほしい。現実は非常に厳しいが、退職する人の人生が豊かなものとなることを、祈ってやまない。

退職者

今日、今月末で退職する人の名前がイントラネットの掲示板に貼られていた。

一応、定年扱いの人だけだから、40代、30代の人の名前はないけれど、結構やめていく。今後どのような仕事に就くのか興味があるところだが、気まずくって聞けない。最終的に9月に今回のリストラ退職者がすべて退職するわけだが、誰がやめるか、あまりオープンにしない方針らしく、噂ばかりが先行している。

職場はいつも通り暗い雰囲気。雰囲気だけでもよくならないかなぁ。

希望退職応募状況

先週から、希望退職の応募期間に突入した。各職場ではだれがいなくなるのか、興味津津のはずだ。が、誰がやめるのか、一向に情報が入ってこない。面談の状況についても繰り返しされているといううわさもあまり聞かない。みんなの興味の対象は、子会社への分社化の事がほとんどのようだ。いくら子会社化しても、すぐに給料を減らすわけではないだろうから、コストダウンにはつながらないはずだ。そればかりか、子会社化のための仕事が増えて、帰ってコストアップなのではないだろうか?

私の推測では、今、偉い人たちは、子会社化をスムーズに進めることで精いっぱいで、本当のリストラはこれから始まるのではないだろうか・・・・ということ。この生産数量の落ち込みでは、現在の人数を維持するなんてとてもできないはずだから、さらなる希望退職の募集は、1,2年のうちにあるだろう。その時こそ、すぐに手を挙げられるよう準備をしておかなければ!

子会社への移籍3

リストラ面談がひと段落したようで、今、職場では子会社への移籍の話題が主流になっている。子会社への移籍組には、さまざまな資格を持っている人が少ないため、残留組も子会社へ行かなくてはならない可能性が浮上している。かくいう私も、その一人。希少価値のある資格を有しているので、ターゲットにされそう。資格を取得しても、報奨金など一切もらわなかったのに、資格を取ったおかげであまり評価されない仕事が増えたり、移籍になったり。。。。。。努力が報われない会社です。

子会社への移籍2

今回の構造改革で、子会社へ移籍になる職場が発表されているが、それ以外にも、職場の業務を子会社へ移す計画があった。職場の社員は移籍ではなく、出向なのでとりあえず親会社の社員としての権利は奪われない。が、このご時世、いつそのまま子会社へ移籍になるかわからないから、該当者は不安でいっぱいのようだ。

かく言う私も、今のところ移籍対象の職場ではないが、私自身が移籍対象ではないという保証は今のところないようだ。まあ、どこの会社へ行ってもいいのだが、行った先の待遇が未だわからないのが不安だ。希望退職に応募するかどうかを決めるのに、移籍先の待遇がわからないなんて、ひどすぎる。行ったあとでやめたくなっても、会社都合退職にならないから、失業保険もあまり出ない。せめて移籍先の待遇の説明の後、判断できるようにしてもらいたいものだ。だが、会社の人事は個人の都合ではなく、会社の都合で決まるのが世の常。サラリーマンは気楽な稼業というのは、昔の話となってしまったのか?

一部上場企業の社員であるということ

今回のリストラは、目標人数もはっきりしておらず、ほとんどの人にとってさほど大変な物ではないようだ。過去のリストラで辞めさせるのがいかに大変か、また、その後の人間関係がいかに悪くなるかを会社も学習したのかもしれない。

しかし、今回は今までにない、子会社への移籍という大きな問題がある。希望退職は何を言われても、どんな嫌がらせ人事をされても、強い意志を持って首を縦に振らなければ会社を辞めなくてもいい。しかし、移籍は対象職場に在籍していれば、問答無用で移らされてしまう。移籍について不安なのは、次の二つ。一つは子会社の人事や福利厚生の制度が、本体とは比較にならないくらい手薄な物であること。そして、子会社で採用された人と同じ比較をされると、間違いなく給料がさがってしまう。一部上場の本体と違って、子会社がつぶれたって、そんなに大きなニュースにはならないから、今後は会社側もいろいろなリストラ施策をやりやすい。もう一つは、一部上場企業の社員でなくなるということ。どうやら、今の会社の社員であることを誇りに思っている人がかなりの数いるようだ。僕なんかはバブル期に就職したので、就活の苦労は全くしていないので、勤務先にステータスを全く感じていないが、そうでない人が非常に多いようだ。一部上場企業の社員というステータスを失うなら、辞めたほうがいいと思う人がかなりいるといううわさだ。会社に給料をもらいに来ているのではなく、社会的な身分をもらいにきているのだ。まるで、何を勉強するかわからないけど、偏差値の高い学校に入りたがる受験生のようだ。学校なら「試験ができる」という明確な基準で選ばれているから、○○大学の学生=試験ができる、という明確な評価が与えられるが、大手企業の社員といったから、何ができるわけではないし、人間的に優れているといった保障は何にもない。現に私の働いている工場では、去年1年間に、規模は小さいが、傷害事件と窃盗事件で2回も警察が入っている。こんな会社の社員であることに何の誇りを感じるかわからないが、そんなに誇りに感じているなら、汚さないよう、行動を改めてほしいものだ。人間、何かにすがるものがないと苦しいと言うのが、この事でよくわかった。僕は社員であることに誇りを持てないから、会社生活が苦しいのかもしれない・・・・

面談

先日、二回目の面談を行った。

上司「どうする?」

私「申し訳ありませんが、残らせてください」

上司「なんで、もうしわけないんだ?」

私「スリム化に協力できないんで」

上司「これから、頑張って成果をだすとか言え」

私「はぁ・・・・」

上司「それでは、今回の希望退職には応募しないという結論でいいですね?」

ということで、今回のリストラは、私に関しては終わった。やめるかどうか、悩んだが、妻の反対と私の臆病が重なって、結局会社に残ることになったが、やるきがないのに、会社に残る自分が情けない。頑張る気力がないから、やめたいけど、家族があるから辞められない・・・なんて本当のこと言えなかった。

今日もこれから、会社。いろいろな人の顔色をうかがいつつ、緊張しながら仕事。まだまだ続くと思うと気が重い。