再就職支援会社2

再就職支援会社はの資料を見ると、いいことばっかり書いてある。

過去二回の私の会社のリストラでは、90%以上が就職先が決まって、決まっていない人は、もともと悠々自適の生活を選んだ人だとか。

有効求人倍率は最近、0.8だが、その値は、職安に来ている求人と職安に来ている人の比率だそうです。失業しているひとは、失業保険をもらいに必ずきているけど、求人を出している会社は必ずしも職安に求人を出していないから、実質の求人倍率はもっといいとのこと。

どちらも、職はあるということは分かったけど、その収入や安定性など全く触れておらず、その中身が知りたいところ。まあ、ろくなもんじゃないことは分かっているけど、どの程度なのか知りたい。以前、59歳の人が再就職支援会社に相談したら、月20万円に満たない仕事しかなかったとのことだった。40代の僕もおなじなのだろうか?

再就職支援会社

先日、再就職支援会社の説明会に行ってきた。行ったと言っても、講堂で大人数を相手にする説明会で、退職の意思のない人も、会社の指示で大勢(というかほとんどが退職の意思がない人)来ていた。初めに、支援会社の位置づけ。普通の人材紹介会社は、お客さんは求人を出す企業、支援会社のお客さんは、退職を募る会社。ということで、人材紹介会社は、いい人材を探すのが仕事で、支援会社は、いい会社を探すのが仕事だそうだ。また、支援会社はいろいろな会社を訪問して、世の中でオープンになっていない求人情報がたくさんあるとのこと。

というわけで、ほぼ確実に就職できることをアピールしていたが、その就職先の給料については、全く触れていなかった。

移籍

日に日に各職場では今回のリストラへの不安が広がっている。特に子会社への移籍になる職場は大変なようだ。移籍になる職場でのリストラ面談は、希望退職だけでなく、移籍についても説明もあるようで、ひどい時には一人1時間以上かけているそうである。面談をする上司も移籍の対象であるため、自分自身も不安があるのに、部下の不安も聞いてあげなければならないから、大変だろう。

移籍になるのが嫌な人は、給与や福利厚生の低下を心配しているのかと思ったら、その多くが、今までの会社の社員として外から見られなくなるのが、最もいやだという。僕なんか、今の会社に愛着は全くないので気にしていなかったが、たくましい愛社精神を持ち合わせている人が多いようだ。こんな会社の社員であることにステータスなんて、なんで感じることができるのか、私には全く理解できない。何しろここ1年間で窃盗と傷害事件で2回も警察が入った工場である。会社の経営が思わしくないから、きっと従業員の心も乱れているのであろう。

まあ、私の心も乱れているけど・・・・・

希望退職面談

今日から面談が始まった。朝から職場の雰囲気がものすご~く悪い!

僕は二人目だったが、面談開始時間直前に上司が席を立ったので、トイレかな?と思っていたら、なかなか戻ってこない。そうこうするうちに、電話が鳴って、面談を始めるから来いとのこと。どうやら、会議室で待っていたようだ。行くなら行くと言ってくれればついて行ったのに・・・

会議室に入ると上司は、ホワイトボードをいじっていたので、ホワイトボードを使うのかと思ったら、ボードから最も遠い席に座ったので、私はその前に座った。会社の経営状態は「分かっているだろう・・・」との事で、省略で、退職金について若干の説明があった。金額は、2千万円弱。1千5百万円くらいを予想していた私は、ちょっと嬉しかった。「これなら辞めれるかも・・・」

質問はないか、とのことで、「今回の希望退職の目的は全く説明されていないけど何なのか?固定費削減なのか、それとも経営がやばいから、辞めたい人は早く辞めていいよってことなのか?」そんな、ニュアンスで聞いてみた。「明日にでも会社が潰れそうというわけではなく、このまま行ったら危ないというのが現状とのこと、固定費削減と言うと語弊がある。スリム化ということだ・・・」マニュアルに書いていない質問なのか、歯切れが悪い回答だった。固定費削減をしてスリム化を図るんじゃないの?こういう場では、必ずと言っていいほど本音の議論がされないから、いつも困ってしまう。阿吽の呼吸でわかれってことか?「大幅に退職金を出すから、これを機会に辞める人もいるだろう」とも言ったので、「大幅って私の場合は、増額は70万円くらいじゃないですか。これで大幅ですか?普段と変わらない人もいますよ」「いや少なくとも、普段より少なくなる人はいない」今回の退職金の増額幅は、基本給が高い人ほど大きいので、上司はたぶん一杯もらえるんだろう。自分の事しか考えてないのかな?

最後に、身の振りを聞かれたので、言われたばかりでまだわからないとつたえ、3月1日の次回面談が決まった。

 

会社の雰囲気

とにかくみんな、ビクビクしている。

前回は、50歳以上が狙われ何回も面談をされていた。私は2回面談があったが「やめようとしたら、会社は阻止しようとする」といわれて、儀式的な物だった。しかし、前回は考課も上昇中だったので、会社側もやめさせたくなかったのだろう。しかし、今回は降格になったばかり。40代の私もターゲットにされていても全く不思議ではない。

どこの職場に行っても、雰囲気は暗く、特に子会社移籍組は条件の詳細もわからず、不安で仕方がないようだ。

「指圧師になりたい」という夢があるので、学費400万円+3年間の生活費が退職金で賄えない現状では、ここで会社を辞めたら夢の実現は、ほぼ失われてしまうので、できれば辞めたくないと思っている。決して、今の仕事にやりがいがあったり、待遇面で満足しているわけではない。本当は辞めたくて仕方がないが、全て金のためである。

まあ、社員の多くは金のためだけに会社に来ているような感じはしているが・・・・

会社の経営状態は、年々悪化しているが、なんとか私が50歳になるまで持ちこたえてもらって、50歳で退職金をいっぱいもらって、指圧の学校に行きたい。会社はこんな考えの社員を首にしたいんだろうけどね。

労働組合

リストラに関する労働組合の説明会に行ってきた。説明は会社側が行ったのとほとんど同じだった。強いて言うと、今回の移籍になる人については、法的にも労使協定的にも組合側から何もできないとのことだった。

移籍対象職場の人だろう、説明してくれた役員に食ってかかっていた。「たび重なるリストラ時の組合の対応にみんな怒っている。信頼が全くなくなった・・・・・」「本社ではいっぱい金を使って、工場がこの仕打ちとは何事だ・・・」質問ではなく、苦情、愚痴。。。。こんなことばっかりやっていたら、役員の人は病気になっちゃうのではなかと、心配になった。50代と思しき女性が言った。「役員は高い給料をもらっているのに、年収500万円の私が首になるのは納得いかない!」おいおい、女の人の給料ってそんなにいいのか?大学院まで出た私の年収が800万円程度なのに、もらいすぎじゃない?ということは、共稼ぎの人って定年する時には大金持ち?厚生年金ダブルででるし・・・・・これじゃあ、リストラしなきゃ会社もやってられないだろう。

とにかく、今、会社の中は、不安と怒りが渦巻いている。こんな会社やだなぁ。でも、やめられないなぁ。

ムダがムダを呼ぶ・・・・

今日は、疲れて気分も乗らないので、早く帰ってくつろいでいます。

工場の業務の多くを子会社へ移管するため、法的な届け出にどのような物があるか整理するよう、上司に言われている。一見、人件費の安い子会社へ移管してコストダウンのように思えるが、結局別のところで経費がかかってしまう。何もしないことが最善の策なのに、何かをやれば評価されてしまうシステム。大企業病でしょうか?

2,3か月前に、講演会で社長が社内のある活動をムダだからやめろ!と言っていた。その後、いろいろな人が「いい事をいった。すぐやめよう!」と陰で言っていたが、結局その仕事の担当者は、無くすと自分の仕事がなくなるのでやめようとしない。大黄病なんて、みんなそんなものなのかなぁ。これじゃあ、いくらリストラしたって、健全な経営状態になるとは思えない。